指揮者の山田和樹が英国の「ロイヤル・フィルハーモニック・ソサエティ・アワード=Royal Philharmonic Society Awards」の指揮者賞を受賞した。山田は2024/2025シーズンからバーミンガム市交響楽団の音楽監督を務めており、本拠地での活動に加え、ショッピングセンターや路面電車への出前公演を通じた地域への貢献が評価されている。
アワードは1813年設立で世界最古の音楽協会の一つとされる「ロイヤル・フィルハーモニック・ソサエティ」が主催しており、毎年13部門で賞が贈られている。指揮者賞は2020年にダリア・スタセヴスカ、2021年にライアン・バンクロフト、2023年にマーティン・ブラビンズ、2024年にフランソワ=グザヴィエ・ロトが受賞している。
山田は神奈川県生まれの46歳。東京芸術大学音楽学部指揮科出身で、2009年にフランスの第51回「ブザンソン国際指揮者コンクール」で優勝。現在はバーミンガム市響の他、モンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団の芸術監督兼音楽監督を務めている(2016ー)。昨年はシカゴ交響楽団にデビュー、今年はベルリン・フィルハーモニー管弦楽団へ客演デビューも決まっている。
写真:City of Birmingham Symphony Orchestra
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ロンドン発 〓 指揮者の山田和樹が英国の「ロイヤル・フィルハーモニック・ソサエティ・アワードを受賞

2025/03/09
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