ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(Berliner Philharmoniker)が5月1日に行われる恒例の「ヨーロッパ・コンサート」の指揮者にリッカルド・ムーティ(Riccardo Muti)を起用すると発表した。2025年の会場はイタリア南部アドリア海に臨むバーリにあるペトルッツェッリ劇場で行われる。
ベルリン・フィルの「ヨーロッパ・コンサート」は1991年、ヘルベルト・フォン・カラヤンの後を受けて首席指揮者・芸術監督に就任したクラウディオ・アバドのアイデアで創設されたもの。楽団の創設記念日である5月1日に毎年、ヨーロッパ各地のホールや歴史的建造物で行われてきた。
ムーティが「ヨーロッパ・コンサート」を指揮するのは2009年に続いて2度目。今回はロッシーニのオペラ《ウィリアム・テル》から序曲、ヴェルディのオペラ《シチリア島の夕べの祈り》からバレエ音楽《四季》、ブラームスの交響曲第2番というプログラムを組んでいる。翌2日にも同じプログラムで、ボローニャでもコンサートが行われる。
写真:Chicago Symphony Orchestra / Todd Rosenberg
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ベルリン発 〓 ベルリン・フィルの「ヨーロッパ・コンサート」、2025年の指揮者はムーティ

2025/03/09
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