ミュンヘン発 〓 ラトルが2025年のエルンスト・フォン・ジーメンス音楽賞を受賞

2025/01/17

サイモン・ラトル(Simon Rattle)が2025年のエルンスト・フォン・ジーメンス音楽賞(Ernst von Siemens Musikpreis)を受賞した。受賞理由は「現代を代表する最も重要な指揮者の一人です。類まれな解釈、多様な音楽ジャンルへの開放性、そして教育活動への比類なき献身で知られています」で、賞金は25万ユーロ(約4,000万円)。

賞はスイスを拠点とするエルンスト・フォン・ジーメンス音楽財団が毎年、60歳以上の音楽家1人に授与しているもので、クラシック音楽界のノーベル賞やフィールズ賞に例えられている。また、別枠で3人が選ばれる作曲家賞もあり、イラン系カナダ人のアシュカン・ベハーダディ、フランスのバスティアン・ダヴィッド、ノルウェーのクリスティン・チョーゲルセンが選ばれている。こちらは3万5,000ユーロ(約560万円)の賞金のほか、音楽制作の機会が与えられる。

ラトルはこの19日で70歳。これまで英国のバーミンガム市交響楽団、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、ロンドン交響楽団の首席指揮者や音楽監督を歴任。2023/2024シーズンからはミュンヘンを拠点とするバイエルン放送交響楽団の首席指揮者を務めている。1994年、30代の若さで大英帝国勲章ナイト・コマンダー(KBE)に叙されている。

授賞式は5月17日、ミュンヘンのヘラクレスザールで。ウィラード・ホワイトがプレゼンターを務め、バイエルン放送響がラトルの指揮でシェーンベルクの室内交響曲第1番を演奏。2020年に初のアンサンブル賞を受賞したライオット・アンサンブルが作曲賞の受賞者の作品を演奏するという。

写真:Ernst von Siemens Musikstiftung / Rui Camilo


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