ミラノ・スカラ座(Teatro alla Scala)が12日、15日、16日、18日に行うスカラ座管弦楽団のコンサートで指揮者の交代を発表した。家庭の事情で降板したダニエル・ハーディングに代わり、ダニエル・バレンボイムがその指揮台に立つという。
バレンボイムは昨年11月15日で80歳。2月の脊椎手術の後、神経系の重い病気と診断され、キャンセルが続き、ようやく大晦日と元旦にベートーヴェンの《第九》を指揮して現場復帰、1月に入って6日、7日、8日のベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の指揮台に立った。
しかし、1月後半にザルツブルクで行われる音楽祭「モーツァルト週間」への出演はキャンセル、また療養生活に戻っていた。同時に31日をもって、1992年から長くその任にあったベルリン州立オペラの音楽監督を退任した。
バレンボイムがスカラ座管弦楽団を指揮するのは7年ぶり。コンサートのプログラムの変更はなく、予定されたモーツァルトの交響曲39番、40番、41番を指揮する。
写真:Berliner Philharmoniker
ミラノ発 〓 スカラ座のコンサート、ハーディングの代役になんと、バレンボイム
2023/02/13
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