ミラノ・スカラ座の新しいワーグナー《ニーベルングの指環》4部作を指揮する予定だったクリスティアン・ティーレマン(Christian Thielemann)が降板した。10月に腱の手術を受け、術後に5週間のリハビリが必要であるため、10月28日に初日を迎える《ラインの黄金》を指揮することができなくなったことで、4部作全体の指揮からの降板を決めたという。
スカラ座の新しい《ニーベルングの指環》は10年ぶりで、デイヴィッド・マクヴィカーが新演出を手掛ける。ティーレマンの降板を受け、取り敢えず《ラインの黄金》はシモーネ・ヤング(10月28日、31日、11月3日)、アレクサンダー・ソディ(11月5日、7日、10日)が代役を務めることになった。2024/2025シーズンに予定されている《ワルキューレ》と《ジークフリート》の指揮者は発表されていない。
今回の《ラインの黄金》の歌手陣は、ヴォータンにミヒャエル・ヴォッレ、ドナーにアンドレ・シュエン、フローにシヤボンガ・マクンゴ、ローゲにノルベルト・エルンスト、アルベリヒにヨハネス・マルティン・クレンツレ、ミーメにヴォルフガング・アプリンガー=シュペルハッケ、フリッカにオッカ・フォン・デル・ダメラウ、フライアにオルガ・ベズメルトナ、エルダにクリスタ・ マイヤーが起用されている。
写真:Teatro alla Scala / Matthias Creutziger
ミラノ発 〓 クリスティアン・ティーレマンがスカラ座の新しい《ニーベルングの指環》4部作の指揮から降板
2024/09/14
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