ザールブリュッケン発 〓 ザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送フィルの首席指揮者にジュゼップ・ポンス

2024/01/26

ドイツのザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団(Deutsche Radio Philharmonie Saarbrücken Kaiserslautern)が、次期首席指揮者にスペインの指揮者ジュゼップ・ポンス(Josep Pons)を迎えると発表した。2017年からその任にあるピエタリ・インキネンの後任で、任期は2025/2026年シーズンから。

ポンスはプッチレッチ生まれの67歳。1992年のバルセロナ五輪の音楽監督を務め、グラナダ市管弦楽団(1994-2004)、スペイン国立管弦楽団(2003-2011)の首席指揮者を歴任した後、2012年からバルセロナのリセウ大劇場の音楽監督を務めている。ドイツ放送フィルには2006年から客演を続けている。

ドイツ放送フィルは2007年9月、1937年創設のザールブリュッケン放送交響楽団と、1951年設立のカイザースラウテルンSWR放送管弦楽団が合併して誕生したオーケストラ。ザールラント放送協会と南西ドイツ放送協会(SWR)が共同で運営しており、ザールラント州の州都ザールブリュッケン、ラインラント=プファルツ州のカイザースラウテルン市を本拠地としている。

写真:Gran Teatre del Liceu


  もっと詳しく ▷


関連記事

  1. ソウル発 〓 空席だったKBS交響楽団の首席指揮者にピエタリ・インキネン

  2. ミュンヘン発 〓 ゲルトナープラッツ劇場のジェニファー・オローリン、ルシアン・クラスネクにバイエルン州から「宮廷歌手」の称号

  3. ローマ発 〓 フィレンツェ歌劇場の総裁に就任したばかりのカルロ・フォルテスに対し、労働安全規則違反で16カ月の実刑判決

  4. リーズ発 〓 リーズ国際ピアノ・コンクールが「ブラインド審査」導入へ

  5. ケムニッツ発 〓 ギレルモ・ガルシア・カルヴォが市立劇場との契約を延長

  6. カールスルーエ発 〓 バーデン州立劇場が音楽総監督のゲオルク・フリッチュとの契約を延長

  7. デトロイト発 〓 演出家のユヴァル・シャロンがミシガン・オペラ・シアターの芸術監督に

  8. ウィーン発 〓 指揮者のティーレマンが国立歌劇場の名誉団員に

  9. マドリッド発 〓 フランシスコ・アライサがソフィア王妃高等音楽院の声楽研究部門のトップに

  10. ザルツブルク発 〓 1592年にオープンの老舗楽譜店が閉店

  11. ベルリン発 〓 ベルリン・フィルが2025/2026シーズンの公演ラインナップを発表、指揮台デビューは5人

  12. ブリュッセル発 〓 エリザベート王妃国際音楽コンクールは開催へ

  13. トリノ発 〓 アンドレス・オロスコ=エストラーダがRAI国立交響楽団の首席指揮者に

  14. ハノーファー発 〓 第11回「ヨーゼフ・ヨアヒム国際ヴァイオリン・コンクール」は米国のマリア・ユデニッチが優勝

  15. ニューヨーク発 〓 ネトレプコの米国復帰めぐり、メトロポリタン歌劇場のゲルブ総裁と本人が応酬

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。