ボン・ベートーヴェン・フェスティバル(Beethovenfest Bonn)が来年2021年のスケジュールを発表した。今年の音楽祭は新型コロナウイルスの感染拡大を受けて中止されている。来年の音楽祭の開幕は8月20日。ボンとその周辺の22の会場で合計54のイベントが計画されている。
来年のテーマは「復活」で、プログラムの中心に置かれるのは、ベートーヴェンの交響曲全曲演奏。開幕コンサートでジョルディ・サヴァール指揮のル・コンセール・デ・ナシオンが「第9」を取り上げる。
続いて、ミヒャエル・ボーダー指揮のウィーン放送交響楽団が1番と3番を、4番と6番をステファン・ゾルテス指揮のハンガリー国立フィルハーモニー管弦楽団が取り上げる。また、リスト編曲によるピアノ・ヴァージョンを、広瀬悦子やシプリアン・カツァリスが演奏する。
最後のコンサートは9月10日で、マーラーの交響曲第2番《復活》で音楽祭を締め括る。指揮はマキシム・パスカルで、オーケストラはマーラー室内管弦楽団。
現在の音楽祭は市政府ではなく、非営利の有限会社が1998年から改めてスタートさせたもの。2014年からは総裁をヴィーラント・ワーグナーの娘ニケ・ワーグナーが務めてきたが、2021年の音楽祭を最後に退任することが決まっている。
写真:Beethovenfest Bonn
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ボン発 〓 ベートーヴェン・フェスティバルが2021年のスケジュールを発表
2020/09/10
【最終更新日】2024/01/22
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