フィラデルフィア発 〓 指揮者のネゼ=セガンがバイデン大統領、ハリス副大統領に公開書簡

2021/01/20

メトロポリタン歌劇場とフィラデルフィア管弦楽団の音楽監督を務めるカナダの指揮者ヤニック・ネゼ=セガン(YannickNézet-Séguin)が19日、米国のジョー・バイデン次期大統領とカマラ・ハリス次期副大統領に宛てた公開書簡を公表した。

公開書簡は19日、フィラデルフィア管弦楽団の「Facebook」に投稿されたもの。コロナ過で深い傷を負った米国の芸術文化活動を救うため、新政権に直ちに行動を起こすように求めている。オーケストラによると、実物は二人に直接郵送されたという。

以下、抄訳

アーティストは創造を続けるために財政的支援を必要としています。アメリカの芸術機関は生き残るためにそれを必要としています。

ワクチンが完成し、パンデミックの終焉に向けた兆しがようやく見え始めてきましたが、効果的な政府の介入なければ、財政的影響は何年も続くでしょう。

私たちは、アメリカの芸術的な声の多様な構造を構成する非常に多くの同僚を失いました。私たちは生きるための原動力を失いました。生で音楽を聞いてもらう企画、劇場、アートの創造の場を。

大統領、あなたが芸術の価値を理解していることは明らかです。あなたが言ったように、「私たちが誰であるかという未来は芸術にあります。それは私たちの魂の表現です。

そして、副大統領、「芸術は人々に異なった世界を多角的に見るための出口を与える」というあなたの声明は、これ以上正確な表現はないでしょう。

これらの理由から、私はあなた方の政権に、すべてのアメリカ人のために、この国の利益のために芸術を優先することを強く勧めます。

最後に、芸術と文化に専念する閣僚級のポストを設ける検討してください。進歩し、芸術を向上させるためには、議論をするテーブルを持つ必要があります。

写真:Philadelphia Orchestra






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