米国の若手ピアニスト、クレア・フアンチ(Claire Huangci)が第14回「ゲザ・アンダ国際ピアノコンクール」で優勝した。ハンガリー系スイス人ピアニストのゲザ・アンダの未亡人ホルテンス・アンダビュルレが亡き夫を記念して、1979年にコンクールはチューリヒで設立された。3年に一度の開催。今年はチューリヒ芸術祭の一環として、6月3日から12日まで行われ、ドイツのピアニスト兼指揮者クリスティアン・ツァハリアスが審査委員長を務めた。参加者は23カ国から120人。
フアンチはロチェスター生まれの28歳。フィラデルフィアのカーティス音楽院でエレノア・ソコロフとゲイリー・グラフマンに師事。2007年からはハノーバー音楽大学でアリエ・ヴァルディの下で学んでいる。2011年、最年少21歳で「ミュンヘン国際音楽コンクール」で第2位を獲得。2013年には、アメリカ・ピアニスト協会賞の5人の中にノミネートされた。2015年にベルリン・クラシックスからリリースされたスカルラッティのソナタ集は、ドイツのレコード批評家賞を受賞。既に数多くのオーケストラと共演を行っている。
写真:Gregor Hohenberg
チューリヒ発 〓 ゲザ・アンダ国際ピアノコンクールでクレア・フアンチが優勝
2018/06/13
【最終更新日】2024/06/10
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