マレーシア・フィルハーモニー管弦楽団(Malaysian Philharmonic Orchestra)が第6代音楽監督に広上淳一を迎えると発表した。音楽監督は2021/2022シーズンに就任した準・メルクルが1年で退任した後、空席になっていた。広上は2000年の初客演以来、2019年、2023年、2024年と共演を重ねており、任期は2025年1月より3年間になるという。
広上は東京生まれの66歳。東京音楽大学卒業後、1984年の第1回「キリル・コンドラシン国際青年指揮者コンクール」で優勝。その後、スウェーデンのノールショピング交響楽団の首席指揮者(1991-1995)、日本フィルハーモニー交響楽団の正指揮者(1991-2000)、米国のコロンバス交響楽団の音楽監督(2006-2008)などを歴任してきた。
2008年には京都市交響楽団の常任指揮者に就任。2022年の退任時には芸術顧問も兼任していた。その後、2022年3月からはオーケストラ・アンサンブル金沢の芸術監督職のアーティスティック・リーダーを務めている。2025年2月8日に予定されている就任披露コンサートでは、ドヴォルザークのチェロ協奏曲、交響曲第9番「新世界より」を指揮するという。
写真:Malaysian Philharmonic Orchestra
クアラルンプール発 〓 広上淳一がマレーシア・フィルの第6代音楽監督に
2024/11/05
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