ウィーン国立歌劇場(Wiener Staatsoper)が指揮者のクリスチャン・ティーレマン(Christian Thielemann)に名誉団員の称号を贈ると発表した。伝達式は10月14日のリヒャルト・シュトラウス《影のない女》の公演終了後に行われ、テレジア・ニーダミュラー文化スポーツ大臣から伝達された。
ティーレマンは1987年、ベルリン生まれの64歳。国立歌劇場デビューは1987年で、モーツァルト《コジ・ファン・トゥッテ》を指揮した。以後、ワーグナー作品を中心に指揮しており、《ニーベルングの指環》全4部作をはじめ、《トリスタンとイゾルデ》と《ニュルンベルクのマイスタージンガー》、《パルジファル》を指揮している。
また、それ以外では、ヴェルディ《椿姫》、モーツァルト《フィガロの結婚》を指揮。2019年には国立歌劇場150周年記念公演だった《影のない女》を指揮しており、14日の公演で国立歌劇場での指揮は59回目という。ティーレマンは最近、オーストリア音楽劇場賞の「最優秀音楽監督賞」を受賞した。
写真:Wiener Staatsoper / Michael Pöhn
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ウィーン発 〓 指揮者のティーレマンが国立歌劇場の名誉団員に
2023/10/17
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