ライン・ドイツ・オペラ(Deutsche Oper am Rhein)が音楽総監督(GMD)を務めるアクセル・コーバー(Axel Kober)が任期が満了となる2024年夏で退任すると発表した。ライン・ドイツ・オペラはデュッセルドルフとそこから電車で15分ほどのデュイスブルクの劇場でオペラ上演を行っているオペラ・カンパニーで、コーバーは2009年からその任にある。
コーバーはバイエルン州クローナハ生まれの53歳。ヴュルツブルク音楽大学で学び、ドルトムント歌劇場(1998-2003)の首席指揮者、マンハイム国民劇場の首席指揮者(2003-2007)、ライプツィヒ歌劇場の音楽監督(2007-2009)を歴任している。
ワーグナー生誕200年にあたる2013年、《タンホイザー》を指揮してバイロイト音楽祭にデビュー、その後も客演を続けている。2016/2017シーズンにはウィーン国立歌劇場にデビュー、2019年には《ニーベルングの指環》を指揮して喝采を浴びた。また、2019年からデュイスブルク・フィルハーモニー管弦楽団の音楽総監督も務めている。
写真:Duisburger Philharmoniker / Sascha Kreklau
デュッセルドルフ発 〓 アクセル・コーバーが任期満了の2024年夏でライン・ドイツ・オペラの音楽総監督を退任
2023/03/02
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