英国の指揮者ジョナサン・ノット(Jonathan Nott)がスイス・ロマンド管弦楽団(Orchestre de la Suisse Romande)との契約を延長せず、2025/2026シーズンを最後に音楽監督・首席指揮者を退任することが明らかになった。ノットは2014年に初めてオーケストラを客演、2017年からその任にある。
ノットは英国中部ソリフル生まれの60歳。ケンブリッジ大学で音楽学を専攻した後、王立ノーザン音楽大学で声楽とフルートを専攻、その後、指揮者に転身した。2000年から2016年にバンベルク交響楽団の首席指揮者を務めた他、日本では2014年から東京交響楽団の音楽監督を務めている。
スイス・ロマンド管は1918年、指揮者のエルネスト・アンセルメによってジュネーブに創設された。「スイス・ロマンド」とは、「ロマンス語(=フランス語)圏のスイス」の意味。1938年にローザンヌにあったスイス・ロマンド放送のオーケストラを吸収、ジュネーヴ大劇場のオペラ、バレエの公演でオーケストラ・ピットにも入っている。
写真:Orchestre de la Suisse Romande
ジュネーブ発 〓 ジョナサン・ノットが2025/2026シーズンを最後にスイス・ロマンド管の音楽監督・首席指揮者を退任

2025/03/19
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