イスラエル系アメリカ人指揮者のヨエル・ガムゾウ(Yoel Gamzou)が新しいオーケストラ「oneMusic」を起ち上げることになった。新しいオーケストラは活動の半分を新作初演に当てるのが特徴で、ドイツ、オーストリア、スイス、英国の著名オーケストラのメンバーが参加しているという。
ガムゾウは1988年、イスラエル・テルアビブ生まれの35歳。2018年から2022年までドイツ・ブレーメン市立劇場の音楽総監督を務めるなど、期待を集める若手の一人で、中学生時代にマーラーの交響曲第10番に興味を持ったことでその補筆作業を続け、マーラーの没後100年に当たる2011年に20代で自らの「ガムゾウ版」を初演、録音したことでも知られる。
新しいオーケストラはバイエルンやベルリンといったドイツの州立歌劇場管弦楽団、英国のロンドン交響楽団やロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニック、スイスのルツェルン交響楽団やチューリッヒ歌劇場管弦楽団のプレーヤーで構成され、この9月15日と16日にボン・ベートーヴェン・フェスティバル(Beethovenfest Bonn)でデビューするという。
写真:Hessischen Staatsorchester / Johnnes Lay
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ボン発 〓 若手指揮者のヨエル・ガムゾウが活動の半分を新作初演に当てる新しいオーケストラを創設
2023/08/20
【最終更新日】2023/08/21
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