ロシアのメディアが13日、ロシア・ナショナル管弦楽団(Russian National Orchestra)の新しい音楽監督にアレクサンドル・ルディン(Alexander Rudin)が就任すると報じた。
オーケストラは創設者のミハイル・プレトニョフ(Mikhail Pletnev)が長く音楽監督を務めてきたが、ロシア当局によって活動の機会を奪われたことから、本人は2021年にスイスへ出国。この9月、スロヴァキアの首都ブラティスラヴァを拠点に新しいオーケストラ「ラフマニノフ国際オーケストラ」の創設を明らかにしている。
ルディンは1960年、モスクワ生まれの62歳。グネーシン音楽大学でピアノとチェロを学んだ後、モスクワ音楽院でドミトリー・キタエンコに指揮法を師事した。1982年のチャイコフスキー国際コンクールのチェロ部門で第2位を獲得して国際的な活動を展開してきた。
その後、ヴィオラ・ダ・ガンバを使った古楽やバロック音楽にも取り組み、1988年からはモスクワを拠点とする室内オーケストラ「ムジカ・ヴィーヴァ」の指揮者を務め、母校モスクワ音楽院の室内楽の教授も務めている。
写真:IRNA
モスクワ発 〓 ミハイル・プレトニョフの後任にアレクサンドル・ルディン、ロシア・ナショナル管の音楽監督
2022/10/14
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