指揮者のレナード・スラトキン(Leonard Slatkin)が4日、5月と6月に予定されていた公演をすべて降板すると発表した。来週、心臓のバイパス手術を急きょ受けることになったという。スラトキンは1944年、米国ロサンゼルス生まれの73歳。完全復帰まで約3ヶ月必要とみられる。キャンセルされるのは、2008年から音楽監督を務めてきたデトロイト交響楽団の公演の他、フィンランド放送交響楽団、セントルイス室内楽協会、リヨン国立管弦楽団などとの公演。スラトキンは今シーズン2017/2018シーズンでデトロイト交響楽団を離れるため、5月25日〜27日、5月31日〜6月2日、6月8日〜10日に予定されていた「デトロイト・シンフォニー・デート」はシーズンを締め括ると同時に、音楽監督としての最後の公演だった。また、音楽祭「プラハ春」への客演もキャンセルされた。「プラハ春」では、プラハ交響楽団を指揮して、レナード・バーンスタインの生誕100年祝賀コンサートを行う予定だった。
デトロイト発 〓 スラトキンがバイパス手術で4月、5月の公演をキャンセル
2018/05/06
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