サンティアゴ・デ・コンポステーラ発 〓 2022年12月をもって、ポール・ダニエルがスペインのガリシア王立フィルの芸術監督を退任

2022/02/09

スペインのガリシア王立フィルハーモニー(Real Filharmonía de Galicia)が芸術監督を務める英国の指揮者ポール・ダニエル(Paul Daniel)が任期が切れる2022年12月で退任すると発表した。ダニエルは2013年からその任にあり、後任は発表されていない。

ガリシア王立フィルハーモニーは1997年、指揮者のヘルムート・リリングを初代音楽監督に迎えて創設されたオーケストラで、スペイン北西部のガリシア州の州都サンティアゴ・デ・コンポステーラを本拠地に活動している。

ダニエルはバーミンガム生まれの63歳。コベントリー大聖堂の聖歌隊で歌い、その後、ケンブリッジのキングスカレッジで音楽を、ロンドンのギルドホール音楽演劇学校で指揮を学んだ。指揮はエイドリアン・ボールト、エドワード・ダウンズに師事している。

1982年にロンドンのイングリッシュ・ナショナル・オペラに音楽スタッフとして入り、1987年から1990年にかけてオペラ・ファクトリーの音楽監督を務めた。その後、オペラノースの音楽監督(1990-1997)を経て、1997年から2005年にかけて古巣のイングリッシュ・ナショナル・オペラの音楽監督を務めた。

その後も、ボルドー・アキテーヌ国立管弦楽団の音楽監督(2013-2021)、パースの西オーストラリア交響楽団の首席指揮者(2009-2013)を歴任。そのかたわら、ロンドンのロイヤル・オペラやニューヨークのメトロポリタン歌劇場などに客演を続けている。

写真:Real Filharmonía de Galicia


関連記事

  1. ニューヨーク発 〓 ブロードウェイ地区、2021年5月末まで劇場閉鎖を延期

  2. 訃報 〓 ステュアート・ベッドフォード(81)英国の指揮者

  3. アムステルダム発 〓 バレンボイムが「マーラー・フェスティバル」での指揮をキャンセル

  4. ロサンゼルス発 〓 マリア・カラスを演じたアンジェリーナ・ジョリー、「ゴールデン・グローブ」賞の主演女優賞の受賞逃す

  5. マドリード発 〓 州立管の次期芸術監督にアロンドラ・デ・ラ・パーラ

  6. 東京発 〓 2020年度の分配額が過去最高の1206億円、日本音楽著作権協会

  7. パリ発 〓 フランスの劇場は4月の公演をキャンセル、文化大臣も新型コロナウイルスに感染

  8. ウィーン発 〓 国立歌劇場の「オーパンバル」、2021年は中止

  9. ハーゲン発 〓 市立劇場の音楽総監督にセバスチャン・ラング=レッシング

  10. ミュンヘン発 〓 ネトレプコ、トゥーランドット姫に挑戦

  11. アテネ発 〓 国立歌劇場がオッフェンバック《ホフマン物語》をギリシャ初演へ

  12. トリノ発 〓 アンドレス・オロスコ=エストラーダがRAI国立交響楽団の首席指揮者に

  13. 訃報 〓 ヴォルフガング・ベッチャー(86)ドイツのチェロ奏者・ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の元首席奏者

  14. 訃報 〓 エディタ・グルベローヴァ(74)スロバキアのソプラノ歌手

  15. ミュンヘン発 〓 バイエルン州立オペラが新シーズン、2022/2023シーズンの公演ラインナップを発表

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。