スイス・ロマンド管弦楽団(Orchestre de la Suisse Romande)が音楽監督・首席指揮者を務める英国の指揮者ジョナサン・ノット(Jonathan Nott)との契約を延長したと発表した。2017年からその任にあり、今回の契約更改で、任期は2026年まで延びる。前回2021年の契約更改では、契約終了の日時が明記されず、それ自体が話題を呼んだ。
ノットは英国中部ソリフル生まれの60歳。ケンブリッジ大学で音楽学を専攻した後、王立ノーザン音楽大学で声楽とフルートを専攻、その後、指揮者に転身した。2000年から2016年にバンベルク交響楽団の首席指揮者を務めた他、日本では2014年から東京交響楽団の音楽監督を務めている。
スイス・ロマンド管は1918年、指揮者のエルネスト・アンセルメによって創設された。「スイス・ロマンド」とは、「ロマンス語(=フランス語)圏のスイス」の意味で、ジュネーヴが拠点。1938年にローザンヌにあったスイス・ロマンド放送のオーケストラを吸収、ジュネーヴ大劇場のオペラ、バレエの公演でオーケストラ・ピットにも入っている。
写真:Orchestre de la Suisse Romande / Magali Dougados
ジュネーブ発 〓 ジョナサン・ノットが音楽監督を務めるスイス・ロマンド管と契約更改、任期を2026年まで延長
2023/07/11
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