カナダのカルガリーで行われていた第10回「ホーネンス国際ピアノ・コンクール=Honens International Piano Competition」で29日、イリヤ・オフチャレンコ(Illia Ovcharenko)が優勝した。オフチャレンコはウクライナ北部チェルニヒウ生まれでイスラエル国籍の21歳。
コンクールは1991年、慈善家エスター・ホーネンスによって設立され、出場できるのは20歳から30歳。3年に一度、10月に本選がカルガリーで行われている。本来は昨年が開催年だったが、コロナ禍で開催が1年延期されていた。賞金が100,000カナダ・ドル(約1,092万円)と高額で、受賞者には3年間のキャリア・アップ・プログラムが与えられる。
また、伝統的なコンクールとはスタイルが違い、事前の書類審査で選ばれた50人のピアニストが自分の考えたプログラムを同じ条件で演奏した上、インタヴューを受け、その録画で予備審査が行われる。また、プログラム構成力、観客とのコミュニケーション能力も同時にチェックされる。10人が出場する本選では、伴奏能力も問われる。
写真:Honens
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カルガリー発 〓 第10回「ホーネンス国際ピアノ・コンクール」の覇者はウクライナ出身のイリヤ・オフチャレンコ
2022/11/01
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