カールスルーエ発 〓 バーデン州立劇場が音楽総監督のゲオルク・フリッチュとの契約を延長

2023/07/05

カールスルーエのバーデン州立劇場が音楽総監督を務めるゲオルク・フリッチュ(Georg Fritzsch)との契約を延長した。2020/2021シーズンからその任にあり、今回の契約更改で任期は2027年夏まで延びる。

フリッチュは1963年、ドイツ・マイセン生まれの60歳。ドレスデンのカール・マリア・フォン・ウェーバー音楽院でチェロを学び、アルテンブルク=ゲラ・フィルハーモニー管弦楽団のソロ・チェロ奏者を務めた。

その後、指揮を学び、1991年にハレで開催されたドイツ音楽協議会の指揮者フォーラムに入賞、ヘルベルト・フォン・カラヤン財団の奨学生を経て、南ウェストファリア・フィルハーモニー管弦楽団の音楽総監督およびハーゲン劇場の音楽監督を務めた。

さらに2003/2004シーズンから16年間にわたってキール市立劇場の音楽総監督を務め、その間、2009年から2011年にかけてチロル州立劇場の首席指揮者を兼任している。

写真:Kieler Philharmonischen Orchester / Marco Ehrhardt


関連記事

  1. クイーンズランド発 〓 クイーンズランド響が首席指揮者を務めるウンベルト・クレリチとの契約を延長

  2. ウィーン発 〓 指揮者のティーレマンが国立歌劇場の名誉団員に

  3. ミラノ発 〓 シャイー緊急搬送される、スカラ座で指揮の途中に

  4. ベルリン発 〓 中国出身のユン・ゼンの試用期間終了、晴れてベルリン・フィルの首席ホルン奏者に

  5. モンテカルロ発 〓 モンテカルロ歌劇場が《マノン・レスコー》の公演で、マリア・アグレスタの代役にアンナ・ネトレプコを起用

  6. ヴァレンシア発 〓 ソフィア王妃芸術宮殿が《蝶々夫人》をストリーミング配信

  7. ベルリン発 〓 ベルリン・フィルも「デジタル・コンサートホール」を1か月間無料開放

  8. ニューヨーク発 〓 全米は3月いっぱい公演キャンセル、アンドレ・リュウもツアー中止

  9. ダラス発 〓 ダラス響が音楽監督のファビオ・ルイージとの契約を延長

  10. ニューヨーク発 〓 メトロポリタン歌劇場が新シーズンの開幕に先立ち、「9.11同時多発テロ」犠牲者追悼コンサート

  11. ミラノ発 〓 12月7日のシーズン開幕は無観客でスペシャル・ガラ・コンサート

  12. ミラノ発 〓 スカラ座の次期音楽監督にミョンフン・チョン

  13. ウィーン発 〓 フォルクスオーパーが2021/2022シーズンの公演ラインナップを発表

  14. ウィーン発 〓 国立歌劇場が新シーズンの開幕を飾る新制作の《ドン・カルロ》をストリーミング配信

  15. ウィーン発 〓 ウィーン・フィルが2022年の「ニューイヤー・コンサート」プログラムを発表

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。