ルーマニアのブカレストで開催された「ジョルジュ・エネスク国際コンクール」のヴァイオリン部門で現地時間の9月16日、金川真弓(Mayumi Kanagawa)が優勝した。2位は韓国のヒョンジョン・リ(Hyeonjeong Lee)、木村和奏(Wakana Kimura)が第3位に入賞した。
コンクールは2年に一度の開催で、ヴァイオリン部門は9月7日からスタート、審査委員長はドミトリー・シトコヴェツキーが務めた。本選はアラン・ブリバエフ指揮のジョルジュ・エネスク国立フィルハーモニー管弦楽団との共演で、金川はサン=サーンスの協奏曲第3番、リはブラームスの協奏曲、木村はバルトークの協奏曲第2番を演奏している。
優勝した金川はドイツ生まれの30歳。日本人の両親を持つ日系アメリカ人で、日本で4歳からヴァイオリンを始め、その後、ニューヨーク、ロサンゼルスを経て、ベルリンに留学。これまでに名倉淑子、川崎雅夫、ロバート・リプセットらに師事。ベルリンではハンス・アイスラー音楽大学でコリヤ・ブラッハーのもと研鑽を積んだ。
2018年の「ロン=ティボー国際音楽コンクール」で第2位、2019年の第16回「チャイコフスキー国際コンクール」ヴァイオリン部門で4位に入賞。内外のオーケストラとの共演、ヴェルビエ音楽祭などへの出演など、ベルリンを拠点に活発な演奏活動を展開している。
写真:George Enescu Festival
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ブカレスト発 〓 金川真弓が「ジョルジュ・エネスク国際コンクール」ヴァイオリン部門で優勝、第3位に木村和奏
2024/09/19
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