パリ国立オペラ(Opéra national de Paris)が“オペラ座”として親しまれているガルニエ宮のファザードの補修工事を行うことが明らかになった。720万ユーロ(約10億3,000万)を投入する工事は来年4月に着手、2024年末に完了する予定で、工事中も公演は通常通りに行われるという。
今回の修復工事では、壁面や金箔、彫刻、格子、柱などの大規模な洗浄、雨樋の修復などが中心。建物の屋上には“名産”の蜂蜜のための養蜂箱などもあるが、その整備に加え、ハト対策も施されるという。
ガルニエ宮は、バスティーユ歌劇場と共にパリ国立オペラが擁する劇場の一つで、19世紀後半にナポレオン3世が命じた大規模な都市改造計画の中で建設されたもの。シャルル・ガルニエの豪華絢爛な設計で、デパートや専門店が立ち並ぶパリ9区のランドマークとなってきた。
写真:Opéra national de Paris
パリ発 〓 パリ国立オペラ、ガルニエ宮に大規模な補修工事
2023/02/23
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