ロサンゼルス発 〓 第65回「グラミー賞」発表

2023/02/06

第65回「グラミー賞」の授賞式が5日(日本時間6日)、ロサンゼルスのクリプトドットコム・アリーナで行われ、最多9部門にノミネートされたビヨンセが「最優秀ダンス/エレクトロニック・アルバム」他4部門で受賞した。

ビヨンセはこれまで女性アーティストとしての最多受賞記録を持っていたが、今回の4つの部受賞で受賞数32となり、指揮者のゲオルク・ショルティの31回を上回り、歴代最多受賞となった。クラシック音楽の主要部門の受賞作は以下の通り。

<最優秀録音アルバム>
 ● メイソン・ベイツ:フィルハーモニア幻想曲
  ショーン・マーフィー(エンジニア)
  チャーリー・ポスト(エンジニア)
  ゲイリー・ライドストロム(エンジニア)

<最優秀オーケストラ・パフォーマンス>
 ● フローレンス・プライス、ジェシー・モンゴメリー、ヴァレリー・コールマンの作品
  マイケル・レッパー(指揮)
  ニューヨーク・ユース・シンフォニー、他

<最優秀オペラ・レコーディング>
 ● テレンス・ブランチャード:歌劇《Fire Shut Up in My Bones》
  ヤニック・ネゼ=セガン(指揮)
  エンジェル・ブルー(ソプラノ)
  メトロポリタン歌劇場管弦楽団、他
 
<最優秀合唱パフォーマンス>
 ● ボーン
  ドナルド・ナリー(指揮)
  クロシング

<最優秀室内音楽 – 小編成パフォーマンス>
 ● キャロライン・ショウ:エバーグリーン
  アタッカ四重奏団

<最優秀クラシック・インストゥルメンタル – ソロ>
 ● 未来への手紙
  タイム・フォー・スリー
  張弦(シャン・ジャン、指揮)
  フィラデルフィア管弦楽団

<最優秀クラシック・ヴォーカル・アルバム – ソロ>
 ● ボイス・オブ・ネイチャー
  ルネ・フレミング(ソプラノ)
  ヤニック・ネゼ=セガン(ピアノ)

<最優秀コンテンポラリー・クラシック・コンポジション>
 ● ケビン・プッツ:プッツ コンタクト
  タイム・フォア・スリー
  張弦(シャン・ジャン、指揮)
  フィラデルフィア管弦楽団

写真:Grammy Award


    もっと詳しく ▷


関連記事

  1. ユトレヒト発 〓 ユトレヒト古楽音楽祭が開催中止を発表、9月開催で初

  2. ストックホルム発 〓 ブロムシュテットが現場復帰

  3. パルマ発 〓 指揮者のケント・ナガノがアルトゥーロ・トスカニーニ・フィルハーモニー管の首席芸術パートナーに

  4. 東京発 〓 シュターツカペレ・ベルリンの日本ツアーで指揮者交代、バレンボイムの代役にティーレマン

  5. 香港発 〓 香港シンフォニエッタの音楽監督にクリストフ・ポッペン、イップ・ウィンシーの後任

  6. ミュンヘン発 〓 バリトンのジェラルド・フィンリーにバイエルン州から「宮廷歌手」の称号

  7. 松本発 〓 セイジ・オザワ松本フェスティバルが開催断念を発表

  8. ベルリン発 〓 クラリネットのアンドレアス・オッテンザマーがベルリン・フィルを退団、指揮活動に集中するため

  9. コブレンツ発 〓 指揮者ギャリー・ウォーカーが今シーズン限りでライン州立フィルハーモニー管の首席指揮者を退任

  10. ロッテルダム発 〓 ロッテルダム・フィルがラハフ・シャニとの契約を延長

  11. 訃報 〓 ハンスゲオルグ・シュマイザー(63)オーストリアのフルート奏者

  12. ミュンヘン発 〓 バイエルン州立オペラが新制作の《トリスタンとイゾルデ》を31日にライブ・ストリーミング

  13. ベネチア発 〓 フェニーチェ劇場が《ヴォツェック》の上演を断念。ベアトリーチェ・ヴェネツィの音楽監督就任に抗議するオーケストラ、スタッフのストライキで

  14. ロンドン発 〓 クラシック音楽雑誌「グラモフォン」が年度賞「グラモフォン・アワード」を発表

  15. アムステルダム発 〓 ロイヤル・コンセルトヘボウ管のコンサートマスター、リヴィウ・プルナルが今シーズン限りで退団

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。