東京発 〓 細川俊夫の《オーケストラのための『渦』》が第68回「尾高賞」に

2020/03/26

第68回「尾高賞」に細川俊夫(Hosokawa Toshio)の《オーケストラのための『渦』》が選ばれた。細川は四度目の受賞。

賞はNHK交響楽団が主宰する作曲賞で、NHK交響楽団の専任指揮者だった故・尾高尚忠(おたか・ひさただ)の業績を顕彰するため1952年に設けられた。過去1年の間に初演された邦人作曲家による優れたオーケストラ作品に授与されている。

受賞作は、サントリー・ホール、ロシアのソチ冬の芸術祭、エッセン・フィルハーモニーの共同委嘱から誕生した作品。オーケストラの響きが渦のように広がっていく作品で、昨年11月に杉山洋一指揮の東京都交響楽団によってサントリー・ホールで初演された。

細川は1955年、広島生まれの64歳。日本を代表する作曲家として、欧米のオーケストラや音楽祭、オペラ劇場から委嘱を受けるなど国際的に高い評価を得ており、2012年に紫綬褒章受章、2013年には英国作曲家賞を受賞している。

受賞作は5月4日、東京・初台の東京オペラシティ・コンサートホールで開催される「Music Tomorrow 2020」の場で、ロバート・スパーノ指揮のNHK交響楽団によって披露される予定。

写真:Schott Japan / Kazu Ishikawa


    もっと詳しく ▷


関連記事

  1. ロンドン発 〓 2025年の「最も忙しい指揮者」はヤニック・ネゼ=セガン

  2. ニューヨーク発 〓 メトロポリタン歌劇場が大リストラ

  3. パリ発 〓 オペラ=コミックの次期芸術監督に指揮者のルイ・ラングレー

  4. カゼルタ発 〓 ゲルギエフがイタリアの音楽祭に出演、西ヨーロッパ音楽界に復帰

  5. エバンストン発 〓 2021年の「ゲオルグ・ショルティ指揮者アワード」はジェンマ・ニューに

  6. アーヘン発 〓 アーヘン歌劇場の音楽総監督を務めるクリストファー・ウォードが任期切れの2024/2025シーズンで退任へ

  7. ベルリン発 〓 バレンボイムが「健康上の理由」で、州立オペラの定期演奏会の指揮をキャンセル

  8. ボンベイ発 〓 メータが90歳を記念して世界ツアーを計画、1月に故郷でベオグラード・フィルを指揮

  9. モスクワ発 〓 ドミンゴもボリショイ劇場での今後の出演見合わせ

  10. ハンブルク発 〓 州立歌劇場の次期音楽総監督にオメール・メイア・ヴェルバー、ケント・ナガノの後任

  11. バルセロナ発 〓 バルセロナ響の首席客演指揮者にポーランドのマルタ・ガルドリンスカ

  12. ナポリ発 〓 サン・カルロ劇場が次期音楽監督にダン・エッティンガー

  13. ウィーン発 〓 国立歌劇場の「オーパンバル」は2022年も中止決まる、新型コロナの収束見通せず

  14. ペーネミュンデ発 〓 ニューヨーク・フィルが新型コロナの世界的流行以来初の海外公演、ドイツ・ウーゼドム音楽祭に客演

  15. 訃報 〓 ラインベルト・デ・レーウ(81)オランダの指揮者、ピアニスト、作曲家

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。