英国を拠点にした音楽サイト「Bachtrack」が恒例の公演数を元にした年度ランキングを発表した。それによると、2022年の「最も忙しい指揮者」はアンドリス・ネルソンス。2018年にワレリー・ゲルギエフを抜いてから第1位をキープ、114公演を指揮している(2019年は131回)。
第2位はヤニック・ネゼ=セガンで、パーヴォ・ヤルヴィ、クラウス・マケラ、サイモン・ラトルの順。マケラがベスト5に初めて登場した他、ロシアのウクライナ侵略絡みでゲルギエフはベスト10圏外に去った。
一方、コロナ禍から立ち直る中での「最も忙しいオーケストラ」は、フィラデルフィア管弦楽団、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、ボストン交響楽団、ウィーン交響楽団、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の順。
ピアニストに目を転じると、公演数でトップに立つのがユジャ・ワンで、ダニール・トリフォノフ、イェフィム・ブロンフマンと続く。バイオリニストは、パトリツィア・コパチンスカヤ、ルノー・カプソン、レオニダス・カヴァコスの順。
オペラの上演ランキングは、モーツァルト《フィガロの結婚》、プッチーニ《ラ・ボエーム》、モーツァルト《魔笛》、プッチーニ《トスカ》、ビゼー《カルメン》がベスト5となっている。
写真:Boston Symphony Orchestra / Aram Boghosian
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ロンドン発 〓 「最も忙しい指揮者」はまたまたネルソンス、クラシック統計ランキングで
2023/01/09
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