ウィーン発 〓 ネトレプコが右肩の緊急手術で国立歌劇場への出演をキャンセル。一方で「ポーラー音楽賞」授賞、初めての著作刊行、5年ぶりのソロ・アルバムが登場

2021/10/20
【最終更新日】2021/10/23

ソプラノのアンナ・ネトレプコ(Anna Netrebko)が右肩の緊急手術のため、ウィーン国立歌劇場への出演をキャンセルした。ヴェルディ《ナブッコ》に11月1日、6日、9日、12日に出演する予定だった。それに先立ち、10月24日の楽友協会でのコンサートもキャンセルした。

今回の公演はネトレプコが初めてアビガイッレ役に挑戦することで話題を集めていた。指揮はパオロ・カリニャーニで、アマルトゥブシン・エンクバットもナブッコ役にデビュー、プラシド・ドミンゴ、ロベルト・タリアヴィーニらが出演する。ネトレプコの代役はサイオア・エルナンデス、マリア・ホセ・シーリが務める。

ネトレプコにとってアビガイッレ役は先シーズン、ニューヨークのメトロポリタン歌劇場で歌うはずだったが、新型コロナのパンデミックで公演がキャンセルされていた。12月7日のミラノ・スカラ座の新シーズンの開幕公演、ヴェルディ《マクベス》に出演して現場復帰するという。

ネトレプコは10月18日、「ポーラー音楽賞」を受賞したばかり。賞は1989年、スウェーデンの伝説的なヴォーカル・グループ「アバ」のマネージャーが設立、「音楽のノーベル賞」とも言われる。

また、20日に『私の人生の味ーオペラの最初の本』というタイトルのドイツ語の料理本を出版した。彼女にとって初めての著作で、料理を通して家族と歌、演奏活動などを紹介しているという。11月に入ると、5年振りのソロ・アルバム『闇に抱かれ』もリリースと話題に事欠かない。

写真:Polar Music Prize / Annika Berglund


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