ボリショイ劇場博物館で創立100周年記念展示が開幕した。ボリショイ劇場の開館は1776年、女帝エカテリーナ2世がモスクワに大衆向けの大劇場の建設を認め、ヤウザ川のほとりで公演を行った時とされ、2016年にはそれを記念して開館240年の記念祭が行われている。今回の展示は、そうした華やかな歴史を彩ってきた衣装、スケッチ、道具、写真、資料など約600点を集めており、過去最大規模。
ピエール・カルダンがデザインしたマイヤ・プリセツカヤの衣装をはじめ、アレクサンドル・ゴールスキー、アンナ・パブロワ、フョードル・シャリアピン、ガリーナ・ウラノワなど、劇場の歴史に名を残すアーティストたち衣装などが集められている。また、1951年のドレス・リハーサルでエロチックという判断されて使われなかった子供のバレエ「ドラゴン・フライ」の衣装、許可が下りなかったステージのスケッチ、検閲を通らなかったポスターなど、これまで表に出ていなかったものも数多く展示されている。
写真:State Academic Bolshoi Theater Museum
モスクワ発 〓 ボリショイ劇場博物館が創立100周年の記念展示
2018/12/24
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