第18回「東京国際音楽コンクール」の指揮部門の本選が14日、東京オペラシティ・コンサートホールで行われ、日本の沖澤のどか(Nodoka Okisawa)が優勝した。本選には4人が出場、出場者は新日本フィルハーモニー交響楽団を指揮してオーケストラ曲を演奏した。沖澤は1987年、青森生まれ。東京藝術大学を首席で卒業、その後、ベルリンのハンス・アイスラー音楽大学を修了、昨年はロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団のマスタークラスに参加している。2位は日本の横山奏(Kanade Yokoyama)、3位は熊倉優(Masaru Kumakura)。4位はカナダ在住のアール・リー(Earl Lee)。「特別賞・齋藤秀雄賞」は沖澤に、「聴衆賞」は横山に贈られた。
「東京国際音楽コンクール」は1967年、民主音楽協会によって創設された。広く有能な音楽家の発掘と育成、世界各国との音楽文化交流の推進と発展を標榜。設立時は「指揮」、「声楽」、「室内楽」の3部門が設けられたが、現在は「指揮」部門が3年に一度行われている。第18回は42の国・地域から238人が応募、予備審査を経て18名が第1次予選に進んだ。今回の審査委員長は指揮者の外山雄三。審査員には広上淳一、アレクサンドル・ラザレフ、尾高忠明、ユベール・スダーン、高関健といった指揮者の他、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の元コンサートマスターのウェルナー・ヒンク、韓国のヴァイオリニストのカン・ドンスク、サンフランシスコ交響楽団の元事務局長のピーター・パストリッチが加わっている。
写真:Tokyo International Music Competition for Conducting
[参考記事]民主音楽協会・近藤寿男常務理事インタビュー(英語)
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東京発 〓 第18回「東京国際音楽コンクール」指揮部門で沖澤のどか優勝
2018/10/14
【最終更新日】2018/10/15
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