6月10日に上海で行われる予定だったイスラエル・フィルハーモニー管弦楽団の公演が招聘元によってキャンセルされた。上海のコンサートは、ズービン・メータの指揮、ソリストにピアノのラン・ラン(郎朗)を迎えてガーシュインの《ラプソディー・イン・ブルー》などを演奏する予定だったが、メータが昨年末に肩の手術を受けたことで指揮者はラハフ・シャニに交代、招聘元がそれに満足せずキャンセルしたという。
シャニは1989年、テルアビブ生まれ。2013年にバンベルク交響楽団主催する「マーラー国際指揮者コンクール」で優勝して注目を集め、2018/2019シーズンからはロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者を務めている。イスラエル・フィルは1969年、メータを33歳の若さで音楽監督に迎えているが、シャニはそれをさらに上回り、2020/2021シーズンから31歳の若さでそのバトンを受け継ぐことが決まっている。
上海発 〓 イスラエル・フィルの中国公演がキャンセル
2018/04/27
【最終更新日】2018/04/28
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