ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(Royal Concertgebouw Orchestra)が初の常任客演指揮者のポストを設けると発表した。新ポストは、長く首席指揮者を務めたベルナルト・ハイティンクの遺族からの寄付によって実現できたという。初の常任客演指揮者には2024/2025シーズンからアウレル・ダヴィデュク(Aurel Dawidiuk)が就任するという。
ダヴィデュクはハノーファー生まれの24歳。2020年からチューリッヒ芸術大学で学び、2021年にはドイツ音楽評議会の指揮者フォーラムに合格。パーヴォ・ヤルヴィ、ヤープ・ファン・ズヴェーデン、ヨアナ・マルヴィッツのマスタークラスに参加、ベルン交響楽団、バーゼル室内管弦楽団、テッサロニキ市交響楽団、ソフィア・フィルハーモニー管弦楽団などのアンサンブルを指揮している。
故ハイティンク(1929-2021)は、そのキャリアの中で数多くのマスタークラスを開催、若手指揮者を積極的にアシスタントに起用したことで知られる。夫人のパトリシアは「ベルナルドは後輩たちにチャンスを与えたいと常々考えていた」と語っている。オーディションには4人の若手音楽家からダヴィデュクが選ばれた。
写真:Gstaad Festival / Theresa Pewal
アムステルダム発 〓 ロイヤル・コンセルトヘボウ管に初の常任客演指揮者
2024/03/13
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