米国の作曲家ドミニク・アルジェント(Dominick Argento)が20日、ミネアポリスで亡くなった。91歳だった。《モロッコからの葉書》、《ミス・アヴィシャムの火》、《天使の仮面》といった英語のためのオペラ、コーラス、アートソングなどの声楽作品を数多く手掛けた。
1927年、ペンシルバニア州のヨーク生まれ。ピーポディ音楽院で博士号と修士号を取得し、ミネアポリスを拠点に作曲活動を展開。ミネソタ大学音楽学部の教授も長く務めた。
1957年のソプラノとピアノのための《6つのエリザベス朝の曲》も知られ、声楽作品集《ヴァージニア・ウルフの日記から》は1975年のピューリッツァー賞を受賞した。また、メゾ・ソプラノのフレデリカ・フォン・シュターデの独唱、大植英次指揮のミネソタ管弦楽団によって録音された《カサ・グイディ》が2004年のグラミー賞を受賞している。
写真:Pulitzer Prize / Joel Larson
訃報 〓 ドミニク・アルジェント(91)米国の作曲家
2019/02/23
【最終更新日】2023/02/16
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