8月26日からノルウエーのベルゲンで行われていた第17回「グリーグ国際ピアノ・コンクール」で9月3日、日本の石井楓子(Fuko Ishii)が第1位を獲得した。第2位はポーランドのアレクサンドラ・シフィグット(Aleksandra Swigut)、3位は中国の中国出身のイェ・ジファン(葉子凡=Zifan Ye)が入賞した。
石井は神奈川県生まれの31歳。4歳よりピアノ教師の両親のもとでピアノを始め、2008年の第6回「東京音楽コンクール」ピアノ部門第2位。その後、桐朋学園大学に進み、2013年の第82回「日本音楽コンクール」ピアノ部門で第1位を獲得した。
2015年から渡欧。ドイツ・ケルン音楽大学を経て、スイス・バーゼル音楽院に進み、修士課程・演奏家課程を首席で修了した。2019年には第26回「ブラームス国際コンクール」で第3位、第2回「ドイツ・ブラームス・コンクール」で優勝など、受賞多数。
コンクールは2000年の創設。ベルゲンから約8km離れたトロルハウゲンのグリーグ博物館で1次からセミ・ファイナルが行われ、ベルゲン市内のグリーグ・ホールでベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団と協奏曲を弾くファイナルが行われる。石井はローレンス・フォスターの指揮の下、グリーグのピアノ協奏曲を弾いた。
写真:Edvard Grieg International Piano Competition
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ベルゲン発 〓 第17回「グリーグ国際ピアノ・コンクール」で石井楓子が第1位に
2022/09/04
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