トリノ発 〓 テアトロ・レッジョのトップ3が相次いで辞任

2018/04/28
【最終更新日】2018/05/01

トリノのテアトロ・レッジョ(トリノ王立歌劇場)で幹部が次々に辞任、機能不全に陥っている。26日には、2007年から首席指揮者を務めていたジャナンドレア・ノセダ(Gianandrea Noseda)の辞任が明らかになった。辞任はインテンダントのワルター・ヴェルニャーノ(Walter Vergnano)、芸術監督のガストン・ フルニエ=ファシオ(GastónFournier-Facio)に次いで3人目で、これで劇場のトップ3がすべて去ることになった。

3人の辞任は、インテンダントを交代させることを決めた、キアラ・アペンディーノ市長による人事への反発。市長は一昨年の市長選に「五つ星運動」の有力女性候補として出馬、当選した。「五つ星運動」は人気コメディアンのベッペ・グリッロが党首を務める政党。7年前に設立され、反体制的なポピュリズム政党として、緊縮財政を求めるEUに反発、勢力を伸ばしてきた。

アペンディーノ市長は当選後、グリッロの友人として知られる演出家のジャンカルロ・デル・モナコをインテンダントに就任させようと動き、ヴェルニャーノがそれに反発。フルニエ=ファシオもヴェルニャーノと一緒に辞任した。それを受けて市長はデル・モナコに代えて米国ボルチモア・オペラの幹部だったウィリアム・グラツィオージを招聘することにしたが、最後まで残っていたノセダがこの人選に失望、辞任を決めた。

関連記事

  1. ロサンゼルス発 〓 ロサンゼルス・オペラが2019/2020シーズンのラインナップを発表

  2. ベルリン発 〓 クリストフ・エッシェンバッハがベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団の首席指揮者に

  3. 訃報 〓 指揮者のヘスス・ロペス・コボス死去

  4. ミュンヘン発 〓 ミュンヘンに新ホール、バイエルン放送交響楽団の本拠地に

  5. グラインドボーン音楽祭 〓 総監督のセバスチャン・シュワルツが辞任

  6. METサマーHDフェスティバル 〓 この夏のラインナップを発表

  7. ウィーン発 〓 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の首席フルート、シルヴィア・カレッドゥ退団へ

  8. フィラデルフィア発 〓 フィラデルフィア管弦楽団が2019/2020シーズンの公演ラインナップを発表

  9. ミュンヘン発 〓 バイエルン州立歌劇場、2018/2019シーズンのラインナップを発表

  10. ボルドー発 〓 ミンコフスキがボルドー国立歌劇場との契約を延長

  11. ペーザロ発 〓 ロッシーニ・オペラ・フェスティバルが2020年の概要を発表

  12. アムステルダム発 〓 ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団がセクハラ疑惑を報じられた首席指揮者のダニエル・ガッティを解任

  13. オランジュ音楽祭 〓 2018年のスケジュール発表

  14. アムステルダム発 〓 ロイヤル・コンセルトヘボウ管が米国ツアーの指揮者にハーディングを起用

  15. ミュンヘン発 〓 ヤンソンスがダウン、バイエルン放送響の日本ツアーは代役にメータ

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。