ロシアのペルミ・オペラ・バレエ劇場(Perm Opera and Ballet)が次期音楽監督にミグラン・アガザニアン(Migran Agadzhanyan)を迎えると発表した。2019年からテオドール・クルレンツィスの後を受けてその任にあるアルティオム・アバシェフの後任で、すぐに活動を開始するという。
アガザニアンはロストフ・ナ・ドヌ生まれの29歳。ピアニストとして音楽キャリアをスタートさせた後、テノール歌手に転身。2012年にサンクト・ペテルブルクのマリインスキー劇場に所属して歌手活動を行う一方、指揮者としての活動も本格化させ、2012年にサンクト・ペテルブルクの青年交響楽団を設立、以来その芸術監督兼首席指揮者を務めている。
歌手としては、2018年の「オペラリア」で2位、2019年のチャイコフスキー国際コンクールの声楽部門で3位を獲得。マリインスキー劇場を中心に歌手活動を行いながら、2021年には《カルメン》を指揮して、マリインスキー劇場に指揮者デビューを果たした。
写真:Mariinsky Theater
ペルミ発 〓 ペルミ・オペラ・バレエ劇場の次期音楽監督に29歳のミグラン・アガザニアン
2022/02/22
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