ベルリン発 〓 バレンボイムが19日に現場復帰

2022/06/16

指揮者のダニエル・バレンボイム(Daniel Barenboim)の現場復帰が明らかになった。19日に劇場脇のベーベル広場で行われる野外コンサート「みんなのための州立オペラ」で指揮台に復帰するという。

バレンボイムは脊椎手術のため2月6日から演奏活動を休止。3月6日にロシアのウクライナ侵略を受けたベルリン州立歌劇場管弦楽団の「平和のためのコンサート」で現場復帰したが、その直後から再び休養。4月13日にベルリン州立歌劇場管弦楽団のコンサートを指揮したが、これも前半で降板。その後はすべての出演をキャンセルしていた。

本人は「幸いなことに、私の健康状態がそれを可能にしたのです。シューマンとチャイコフスキーの音楽で、気ままな夏のひとときを過ごせますように…」というコメントをだしている。バレンボイムは11月で80歳。

「みんなのための州立オペラ」は「国際ピクニック・デー」の18日にも行われ、劇場から新制作のプッチーニ《トゥーランドット》の公演が中継放送される。公演はフィリップ・シュテルツルが新演出を手掛け、指揮はズービン・メータ。

写真:Staatsoper Unter den Linden


    もっと詳しく ▷


関連記事

  1. バイロイト発 〓 メゾ・ソプラノのエリーナ・ガランチャがバイロイト音楽祭デビュー、新制作の《パルジファル》のクンドリー役で

  2. 訃報 〓 アントン・ガルシア・アブリル(87)スペインの作曲家

  3. パリ発 〓 パリ国立オペラ、ガルニエ宮に大規模な補修工事

  4. バリャドリッド発 〓 カスティーリャ・イ・レオン響の次期首席指揮者にティエリー・フィッシャー

  5. モントリオール発 〓 モントリオール響がロシアの若手ピアニストの出演をキャンセル、ウクライナ・コミュニティーと楽団員の反発で

  6. ハリコフ発 〓 ロシアのウクライナ侵略に伴う攻撃で、オデッサに続いて、ハリコフのオペラハウスも破壊される

  7. 訃報 〓 ドイツのホルン奏者(89)ヘルマン・バウマン

  8. フランクフルト発 〓 フランクフルト歌劇場が2020/2021シーズンの公演ラインナップを発表

  9. 訃報 〓 ハンス・ドレヴァンツ(91)ドイツの指揮者

  10. モスクワ発 〓 ロシアのヴォロージン下院議長がウクライナ侵略の停止をプーチン大統領に求めた文化人たちを批判

  11. ドルトムント発 〓 2023年の「オペラ・アワード」決定

  12. ロンドン発 〓 フルート界の大御所ジェームズ・ゴールウェイが純金のフルート3本を売却

  13. ローマ発 〓 ガッティが「共和国記念日」を祝うコンサートを指揮

  14. ロンドン発 〓 英国政府が定例の新年叙勲者を発表、アントニオ・パッパーノらが叙勲

  15. サンクト・ペテルブルク発 〓 セーゲルスタムがサンクトペテルブルク響の首席客演指揮者に

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。