リンツ州立劇場の次期首席指揮者にドイツの指揮者イングマール・ベック(Ingmar Beck)を迎えると発表した。2017/2018シーズンから首席指揮者を務めていたレスリー・スガナンダラージャ(Leslie Suganandarajah)の後任で、任期は2020/2021シーズンから。スガナンダラージャはザルツブルク州立劇場の首席指揮者への転出が決まっている。
ベックは1987年、ミュンヘンの生まれ。アウクスブルク大聖堂の少年聖歌隊で音楽的キャリアをスタートさせ、ヴァイマールでチェロを学んだ。その後、ウィーン国立音楽演劇大学で指揮を学び、2016年には米国のアスペン音楽祭で指揮者などを受賞している。古楽器オーケストラ「アザム・クラシカル・ソロイスト」を主宰し、ヨーロッパを中心に活動の場を広げており、2018年のパリ交響楽団の日本公演では、ダニエル・ハーディングのアシスタントを務めた。
写真:www.ingmarbeck.de
リンツ発 〓 州立劇場の首席指揮者にイングマール・ベック
2020/02/12
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