ドイツのバイロイト音楽祭がスウェーデン出身のバス・バリトン歌手ジョン・ルンドグレン(John Lundgren)の降板を発表した。「個人的な理由」という。今年から上演が始まる新しいワーグナー《ニーベルングの指環》で、《ワルキューレ》のヴォータンと《ジークフリート》のさすらい人を歌うことになっていた。
代役は《ワルキューレ》と《ジークフリート》がトマス・コニエチュニー。また、《ラインの黄金》はエギルス・シリンスと発表された。今年の《ニーベルングの指環》については当初、ヴォータンにギュンター・グロイスベックが起用されたが、本人が辞退したことでルンドグレンが起用されていた。
ルンドグレンはスウェーデン・マリースタッド生まれの53歳。バイロイト音楽祭には《ワルキューレ》のヴォータンで2016年にデビュー、2021年の音楽祭では、新制作の《さまよえるオランダ人》でオランダ人を歌っている。
写真:Royal Opera House
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バイロイト発 〓 バイロイト音楽祭がジョン・ルンドグレンの降板を発表
2022/06/12
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