ザルツブルク発 〓 ザルツブルク音楽祭が芸術監督のマルクス・ヒンターホイザーとの契約を延長

2024/04/10

オーストリアのザルツブルク音楽祭(Salzburger Festspiele)が芸術監督のマルクス・ヒンターホイザー(Markus Hinterhäuser)との契約を延長した。ヒンターホイザーは2016年からその任にあり、今回の契約更改で、任期はさらに5年、2031年まで延長される。

ピアニストとして知られてきたヒンターホイザーは現在、66歳。今回のセレクションには、スカラ座の総裁を離れるドミニク・マイヤー、バイエルン州立オペラの芸術総監督を務めるセルジュ・ドルニーも応募していたと伝えられ、ヒンターホイザーは自分が選ばれたことについて「喜びと誇りに満ちた信任投票」とするコメントしている。

音楽祭は毎年6週間にわたって約200のイベントが開催され、約25万人を集め、2023年は入場率98.5%を記録している。メイン会場である祝祭大劇場は2025年から全面的な改修工事がスタートする。

写真:Salzburger Festspiele / Franz Neumayr


  音楽祭プロフィールはこちら ▷


関連記事

  1. ウィーン発 〓 ソニーが「ニューイヤー・コンサート」2020のネット配信を開始

  2. ウィーン発 〓 ウィーン放送響が中国、韓国ツアーを中止

  3. ハダースフィールド現代音楽祭 〓 11月の音楽祭の中止を決定

  4. ウィーン発 〓 国立歌劇場が5月19日に再開場

  5. ウィーン発 〓 国立歌劇場が3月第1週のストリーミングのラインナップを発表、新制作の《椿姫》もライブで

  6. ウィーン発 〓 ネトレプコが右肩の緊急手術で国立歌劇場への出演をキャンセル。一方で「ポーラー音楽賞」授賞、初めての著作刊行、5年ぶりのソロ・アルバムが登場

  7. ウィーン発 〓 フォルクスオーパーでオーストリア音楽劇場賞の受賞式

  8. ウィーン発 〓 アルベナ・ダナイローヴァが2024年元旦の「ニューイヤー・コンサート」のコンサートマスターに

  9. ウィーン発 〓 ヤンソンス、キャンセル続く

  10. ルツェルン発 〓 ルツェルン音楽祭が秋のイベント「ベートーベン・別れ」をキャンセル

  11. バイロイト音楽祭 〓 ティーレマンは音楽監督ではない、ことを確認

  12. ザルツブルク発 〓 若手指揮者コンクール「カラヤン若手指揮者アワード」に韓国のユン・ハンギョル

  13. ロンドン発 〓 夏の風物詩「BBCプロムス」が閉幕、過去最高の盛況

  14. ウィーン発 〓 ウィーン・フィルが公開書簡でメトロポリタン歌劇場経営陣に苦言

  15. サンタフェ・オペラ 〓 2021年夏の公演ラインナップを発表

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。