ロシアによる侵略が始まってから3ヵ月、ウクライナの首都キーウの国立オペラ(Kyiv Opera)が21日からオペラ上演を再開させた。英国紙「ガーディアン」が報じたもの。最初に上演されたのはロッシーニ《セビリアの理髪師》で、幕が下りてからスタンディング・オベーションが10分間も続いたという。
報道によると、上演は人数を300人に制限して行われた。空襲警報が鳴った場合は、聴衆はすぐに地下のクロークに避難するようになっており、ロシアの攻撃に備えながらの上演。前線で戦っている者や領土防衛軍に所属している上演スタッフやオーケストラのメンバーは今回の公演には参加していないという。
トカチェンコ文化大臣は「ガーディアン」の取材に対し、国立オペラは今後、週末の午後に公演を行うことを明らかにしており、22日にはウクライナの作曲家ミコラ・リセンコの《ナタルカ・ポルタフカ》を上演。28日にヴェルディの《リゴレット》、29日にペルゴレージの《奥様女中》が予定されている。
写真:Kyiv Opera
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キーウ発 〓 ウクライナ国立オペラがオペラ上演を再開
2022/05/23
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