ライプツィヒ発 〓 ゲヴァントハウス管弦楽団の「マーラー・フェスティバル」は2023年に仕切り直し

2021/09/21

ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団(Gewandhausorchester Leipzig)が延期していた「マーラー・フェスティバル」の新しいスケジュールを発表した。元々は2021年5月に予定されていたもので、新型コロナウイルスの世界的流行で延期されていた。2023年5月に行われる。

発表によると、フェスティバルは5月11日の開幕で、29日までの開催。期間中に10曲の交響曲とオーケストラ作品すべてを取り上げる他、ピアノのイゴール・レヴィット、バリトンのトーマス・ハンプソンなどのリサイタルも行われる。

当初の計画に比べると、ロンドン響、ベルリン・フィル、ウィーン・フィルの参加はなくなったが、地元のゲヴァントハウス管の他、ドレスデン・シュターツカペレ、ロイヤル・コンセルトヘボウ管、バイエルン放送響、グスタフ・マーラー・ユーゲント管、ミュンヘン・フィル、MDR響、バーミンガム市響、ブダペスト祝祭管が集う

ライプチィヒにとって、作曲家のグスタフ・マーラー(1860-1911)はゆかりの作曲家。1886年から88年まで市立劇場のカペルマイスターのポストを得て、ゲヴァントハウス管を200回以上指揮するかたわら、交響曲第1番《巨人》を書いている。

交響曲のラインナップは以下の通り。

5月18日
交響曲第4番(エルヴィン・シュタインによる室内アンサンブル版)
[指揮]アンドリス・ネルソンス
[オーケストラ]ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団

5月19日
交響曲第4番 / 大地の歌
[指揮]ヴァレリー・ゲルギエフ
[オーケストラ]ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団

5月20日
交響曲第5番
[指揮]チョン・ミョンフン
[オーケストラ]ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団

5月21日
交響曲第2番《復活》
[指揮]アンドリス・ネルソンス
[オーケストラ]ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団

5月21日
交響曲第10番(クック版)
[指揮]ミルガ・グラジニーテ=ティーラ
[オーケストラ]バーミンガム市交響楽団

5月22日
交響曲第7番《夜の歌》
[指揮]ダニエル・ハーディング
[オーケストラ]バイエルン放送交響楽団

5月23日
交響曲第9番
[指揮]イヴァン・フィッシャー
[オーケストラ]ブダペスト祝祭管弦楽団

5月24日
交響曲第1番《巨人》
[指揮]ダニエレ・ガッティ
[オーケストラ]グスタフ・マーラー・ユーゲント管弦楽団

5月25日
交響曲第3番
[指揮]クリスティアン・ティーレマン
[オーケストラ]ドレスデン・シュターツカペレ(ザクセン州立歌劇場管弦楽団)

5月26日・28日・29日
交響曲第8番《千人の交響曲》
[指揮]アンドリス・ネルソンス
[オーケストラ]ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団

5月27日
交響詩《葬礼》 & 歌曲《子供の不思議な角笛》 & カンタータ《嘆きの歌》
[指揮]デニス・ラッセル・デイヴィス
[オーケストラ]MDR交響楽団

5月28日
交響曲第6番《悲劇的》
[指揮]セミヨン・ビシュコフ
[オーケストラ]チェコ・フィルハーモニー管弦楽団

写真:Lucerne Festival / Gewandhausorchester Leipzig / Manuela Jans


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