英国の指揮者サイモン・ラトル(Simon Rattle)に14日、ドイツ連邦政府から「大功労十字星章」が授与された。ラトルは2018年にベルリン州政府の勲章を受章しているが、今回授与されたのはドイツ連邦政府最高位の勲章の一つ。
2002年から2018年までベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(Berliner Philharmoniker )の首席指揮者を務めた。勲章は大統領府として使われているベルビュー宮殿でシュタインマイヤー大統領から伝達された。
授与式で大統領は「オーケストラはラトル時代にデジタル・コンサートホールを始めたし、家族や子供向け、教育ブログラムが増えた。ラトルが楽団員を刺激して、彼ら自身も他の多くを触発し、クラシック音楽を広める器になった」。これにラトルはドイツ語で「音楽と言う言葉が私をドイツに導き、ベルリン・フィルという声を得た」と応えている。
ラトルは2023/24シーズンから、バイエルン放送交響楽団の首席指揮者として活動をスタートさせる。新しい仕事について「暖かくフレキシブルで素晴らしいミュンヘンのオーケストラとの私の音楽人生の新しい章を楽しみにしている」と述べている。
写真:Der Bundespräsident / Guido Bergmann
ベルリン発 〓 指揮者サイモン・ラトルにドイツ連邦政府最高位の勲章
2022/02/15
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