ドイツ・ミュンヘンのディーター・ライター市長は1日、ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者を務めるヴァレリー・ゲルギエフの解職を発表した。市長は先月末、ゲルギエフに対して、ロシアのプーチン大統領のウクライナへの武力進攻から距離を置き、大統領の行動を明確に非難するよう求めていた。月曜日までに返答を求めていたが、何のコンタクトもなかったという。
ゲルギエフの首席指揮者就任は2015年。その前年の2014年、ロシアがウクライナ領だったクリミア半島を併合した時、併合を支持する芸術家たちの署名に加わっている。そのため、プーチン大統領の政策を公式に支持していると見なされ、今回の武力侵攻をめぐって非難を浴び、解任や解職、彼が指揮するコンサートのキャンセルが相次いでいる。
写真:Münchner Philharmoniker / Daniel Dittus
ミュンヘン発 〓 ミュンヘン市長がゲルギエフを解職
2022/03/01
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