ウィーン発 〓 ウィーン・フィルが2022年の「ニューイヤー・コンサート」プログラムを発表

2021/11/04
【最終更新日】2021/11/05

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(Wiener Philharmoniker)の2022年の元旦に行う「ニューイヤー・コンサート」のプログラムが発表された。2022年の指揮者は2009年と2014年に次いで3度目の登場となるダニエル・バレンボイム(Daniel Barenboim)。

「ニューイヤー・コンサート」は毎年元旦、彼らが本拠地の楽友協会大ホールで行っている恒例行事。シュトラウス一家のワルツやポルカを演奏する“音楽の都からの音楽の年賀状”。ただ、リッカルド・ムーティの指揮で行われた2021年は新型コロナウイルスの世界的流行で、1939年の創設以来初めて無観客で開催されている。

…… プログラム( ※ ニューイヤーコンサート初登場)

 ヨーゼフ・シュトラウス:行進曲《フェニックス》op.105 ※
 ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ《フェニックスの翼》op.125
 ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ・マズルカ《海の精》op.248 ※
 ヨーゼフ・ヘルメスベルガー2世:ギャロップ《小さな広告家》op.4
 ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ《朝の新聞》op.279
 エドゥアルト・シュトラウス:ポルカ・シュネル《小さな年代史》op.128 ※
  <休憩>
 ヨハン・シュトラウス2世:歌劇《こうもり》序曲
 ヨハン・シュトラウス2世:《シャンパン・ポルカ》op.211
 カール・ミヒャエル・ツィーラー:ワルツ《夜遊びする人》op.466 ※
 ヨハン・シュトラウス2世:行進曲《ペルシャ》op.289
 ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ《千夜一夜物語》op.346
 エドゥアルト・シュトラウス:ポルカ《プラハへの挨拶》op.144
 ヨーゼフ・ヘルメスベルガー2世:Elves. Charakterstück ※
 ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ《ニンフたち》op.50 ※
 ヨーゼフ・シュトラウス :ワルツ《天体の音楽》 op.235

写真:Wiener Philharmoniker


    もっと詳しく ▷


関連記事

  1. ボン発 〓 若手指揮者のヨエル・ガムゾウが活動の半分を新作初演に当てる新しいオーケストラを創設

  2. サンタンデール発 〓 スペインの音楽祭は8月催行へ

  3. ワシントン発 〓 クリスティーン・ゴーキーにフランス政府の芸術文化勲章シュヴァリエ章

  4. 訃報 〓 ラドゥ・ルプー(76)ルーマニア出身のピアニスト

  5. ワシントン発 〓 ワシントン・ナショナル・オペラの音楽監督にロバート・スパーノ

  6. バーミンガム発 〓 ラトルがバーミンガム市響の100周年コンサートを指揮

  7. ウィーン発 〓 アン・デア・ウィーン劇場が大規模改修工事で閉館、2024年秋にリーニューアル・オープン

  8. ポズナン発 〓 ヴィエニャフスキ国際ヴァイオリンコンクールは2022年にスライド

  9. シオン発 〓 ティボール・ヴァルガ国際ヴァイオリン・コンクールが閉幕

  10. ローマ発 〓 フィレンツェ歌劇場の総裁に就任したばかりのカルロ・フォルテスに対し、労働安全規則違反で16カ月の実刑判決

  11. リガ発 〓 ラトビア国立響の次期音楽監督兼芸術監督にフィンランドの若手タルモ・ペルトコスキ

  12. ニューヨーク発 〓 ズヴェーデンが2023/2024シーズンでニューヨーク・フィルの音楽監督を退任

  13. 東京発 〓 新国立劇場が4月10日からストリーミング配信を開始

  14. ウィーン発 〓 国立歌劇場が2022年の「オーパンバル」開催を憂慮、新型コロナウイルスの感染再拡大受けて

  15. アテネ発 〓 国立歌劇場がオッフェンバック《ホフマン物語》をギリシャ初演へ

    • 匿名希望

    ダニエル・バレンボイム指揮ウィーン・フィルニュー・イヤー・コンサート2022年のプログラムが決まりました。本編挿入映像の他に第2部からはウィーン国立バレエ団からのバレエ2曲が入ります。ヨゼフ・シュトラウスのワルツ天体の音楽が2009年と共通しています。2022年11月15日ダニエル・バレンボイム80歳の誕生日おめでとうございます。新型コロナウイルスの影響で2回目の無観客ニュー・イヤー・コンサートは覚悟すべし!

  1. この記事へのトラックバックはありません。