指揮者のスペランツァ・スカップッチ(Speranza Scappucci)がワロン王立オペラの音楽監督退任を発表した。2017/2018シーズンからその任にあったが、契約更改をせず、最終シーズン終了をもって退任するという。
スカップッチはローマ生まれの48歳。ジュリアード音楽院とローマのサンタ・チェチーリア音楽院を卒業後、国際的な活動を続けてきた。退任の背景には、2021/2022シーズンからスタートしたステファノ・ペース率いる新執行部との意見の対立があるという。
10月に指揮した《エフゲニー・オネーギン》を巡っても衝突があり、その後、喉にできた嚢胞を取り除く手術を受けるため11月の《ランメルモールのルチア》の指揮をキャンセルしていた。今後も客演は続けるという。
写真:Opéra Royal Wallonie-Liège
リエージュ発 〓 指揮者のスペランツァ・スカップッチがワロン王立オペラの音楽監督を退任
2021/11/16
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