ウィーン発 〓 国立歌劇場に続いて、ウィーン・フィル主催の舞踏会も中止

2021/12/17

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(Wiener Philharmoniker)が「ウィーン・フィルハーモニー・バル」の中止を発表した。昨年に続いて2年連続の中止となった。

オーケストラ主催の舞踏会は本拠地の楽友協会大ホール(ムジークフェライン・ザール)で行っており、中止された昨年が80回という老舗で、オーケストラの演奏もあって国立歌劇場主催の舞踏会と肩を並べる存在。参加者が踊ることがメインのイベントは新型コロナ対策ルールをクリアできないという。

オーストリアでは11月22日からのロックダウン(都市封鎖)が12月12日に解除された。室内イベントの場合は、空調による換気が徹底されていること、マスクを着用すること、衛生対策がしっかり行われていること、座席が指定されていることなどを条件にして、2000人までの入場が認められている。

このため、ウィーン・フィルはルールに則り、2022年元旦のニューイヤー・コンサートは、マスク着用の聴衆を入れて行う方針。ただ、参加者が踊ることがメインで、人の動きが激しい舞踏会はルールに抵触するという。

舞踏会は冒頭で、ウィーン・フィルはワルツなどを演奏、その後、特別編成のオーケストラの演奏に乗って舞踏会が繰り広げられる。昨年は第80回という節目の年で、オーケストラでは、前年に自作の映画音楽作品を引っ提げて指揮台に登場した作曲家ジョン・ウィリアムズに開宴のファンファーレの作曲を委嘱していた。

写真:Wiener Philharmoniker


関連記事

  1. モーツァルト週間 〓 音楽祭はオンライン開催へ

  2. ニューヨーク発 〓 新たに11人の女性がドミンゴのセクハラを証言

  3. ザルツブルク発 〓 州立劇場の首席指揮者にスリランカ生まれのレスリー・スガナンダラージャ

  4. ニューヨーク発 〓 カーネギー・ホールが7月末までの公演をすべてキャンセル

  5. クリーブランド発 〓 クリーブランド管弦楽団の次期音楽監督にサントゥ=マティアス・ロウヴァリの名前が急浮上

  6. ウィーン発 〓 2023年の「ニューイヤー・コンサート」の指揮者はフランツ・ウェルザー=メスト

  7. ロサンゼルス発 〓 第63回「グラミー賞」発表

  8. ロサンゼルス発 〓 ロサンゼルス・フィルも入場時のワクチン接種証明の提示、マスク着用義務付け。シカゴも追随

  9. デトロイト発 〓 デトロイト響の次期音楽監督にヤデル・ビニャミーニ

  10. デンバー発 〓 コロラド響の首席指揮者にピーター・ウンジャン

  11. ローマ発 〓 ローマ歌劇場が《椿姫》の新作を4月にストリーミング配信

  12. ワシントン発 〓 トランプ大統領自らが「ケネディ・センター」の理事長に就任、リベラル派を一掃

  13. ハンブルク発 〓 ガーディナーが新アンサンブル起ち上げ、同じ会場で古巣より1週間早くコンサートを開催、しかも、同じプログラムで

  14. ニューヨーク発 〓 メトロポリタン歌劇場がロシアのウクライナへの武力侵攻1周年で特別演奏会

  15. ザルツブルク発 〓 若手指揮者コンクール「カラヤン若手指揮者アワード」に韓国のユン・ハンギョル

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。