ニューヨーク・シティ・オペラ(New York City Opera)が音楽監督兼首席指揮者にコンスタンチン・オルベリアン(Constantine Orbelian)を迎えると発表した。任期は2021/2022シーズンから。オルベリアンはサンフランシスコ生まれの64歳。両親はロシア人とアルメニア人の米国人で、父親の叔父はアルメニアを代表する作曲家のコンスタンチン・オルベリアン。
幼い頃からピアノを学び、11歳でサンフランシスコ交響楽団でデビュー。その後、ジュリアード音楽院を卒業してピアニストとして活躍した。1987年にネーメ・ヤルヴィ指揮のスコティッシュ・ナショナル管弦楽団とのハチャトゥリアンのピアノ協奏曲の録音で、英国の「ベスト・コンチェルト・レコーディング・オブ・ザ・イヤー」を受賞している。
その後、指揮者に転身。1991年にモスクワ室内管弦楽団の音楽監督に就任、米国人として初めてロシアのアンサンブルの音楽監督となったことで注目を集めた。現在、リトアニアのカウナス市交響楽団の首席指揮者(2014-)、アルメニアのエレバン歌劇場の総監督・芸術監督(2016-)も務めている。
写真:Moscow Chamber Orchestra
ニューヨーク発 〓 シティ・オペラの音楽監督兼首席指揮者にコンスタンチン・オルベリアン
2021/06/08
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