ドイツの女流演出家アンドレア・モーゼス(Andrea Moses)がドイツ国立ワイマール国民劇場のオペラ監督に就任することになった。シュヴェリーンのメクレンブルク州立劇場の総監督に転出するハンス・ゲオルク・ウェグナーの後任で、任期は2021/2022シーズンから。
モーゼスは東独時代のドレスデン生まれの48歳。ライプツィヒのカール・マルクス大学とベルリンのフンボルト大学でドイツ語、歴史、演劇を学んだ後、ベルリンのエルンスト・ブッシュ演劇大学で演技と演出を学び、その後、モスクワのロシア演劇アカデミー(GITIS)で研鑽を積んだ。
2009年にデッサウのアンハルト劇場のオペラと演劇の監督に就任、2011年から2014年にかけて、シュトゥットガルト州立歌劇場のオペラ監督を務めた。その後、ヨーロッパのさまざまな歌劇場で活躍。2018年には、ヨハネス・マリア・シュタウトの《柳》の世界初演を手掛けて話題を集めた。
ワイマール国民劇場では1919年2月6日、後に「ワイマール憲法」と呼ばれることになる新憲法制定のための国民議会が招集されている。
写真:Deutschen Nationaltheaters und der Staatskapelle Weimar
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ワイマール発 〓 演出家のアンドレア・モーゼスがワイマール国民劇場のオペラ監督に
2020/08/28
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