ワイマール発 〓 演出家のアンドレア・モーゼスがワイマール国民劇場のオペラ監督に

2020/08/28

ドイツの女流演出家アンドレア・モーゼス(Andrea Moses)がドイツ国立ワイマール国民劇場のオペラ監督に就任することになった。シュヴェリーンのメクレンブルク州立劇場の総監督に転出するハンス・ゲオルク・ウェグナーの後任で、任期は2021/2022シーズンから。

モーゼスは東独時代のドレスデン生まれの48歳。ライプツィヒのカール・マルクス大学とベルリンのフンボルト大学でドイツ語、歴史、演劇を学んだ後、ベルリンのエルンスト・ブッシュ演劇大学で演技と演出を学び、その後、モスクワのロシア演劇アカデミー(GITIS)で研鑽を積んだ。

2009年にデッサウのアンハルト劇場のオペラと演劇の監督に就任、2011年から2014年にかけて、シュトゥットガルト州立歌劇場のオペラ監督を務めた。その後、ヨーロッパのさまざまな歌劇場で活躍。2018年には、ヨハネス・マリア・シュタウトの《柳》の世界初演を手掛けて話題を集めた。

ワイマール国民劇場では1919年2月6日、後に「ワイマール憲法」と呼ばれることになる新憲法制定のための国民議会が招集されている。

写真:Deutschen Nationaltheaters und der Staatskapelle Weimar


    もっと詳しく ▷


関連記事

  1. ミュンヘン発 〓 バイエルン放送響が首席指揮者にラトル

  2. ドレスデン発 〓 ドレスデン・シュターツカペレが2021/2022シーズンの公演ラインナップを発表

  3. パリ発 〓 ガルニエ宮、バスティーユ歌劇場相次いで改修へ

  4. ウィーン発 〓 ウィーン・フィルが公開書簡でメトロポリタン歌劇場経営陣に苦言

  5. ペーザロ発 〓 ロッシーニ・オペラ・フェスティバルは開催

  6. ナント発 〓 国立ロワール管が新シーズンのラインナップ発表を見送り

  7. ボゴタ発 〓 ボゴタ・フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督にスウェーデンのヨアキム・グスタフソン

  8. ブレーメン発 〓 市立劇場の次期音楽総監督にシュテファン・クリンゲレ

  9. ロンドン発 〓 ランキング2018、オペラの一番人気は《椿姫》

  10. パリ発 〓 国立オペラが演奏会形式で《ニーベルングの指環》4部作を通し上演

  11. バイロイト音楽祭 〓 カタリーナ・ワグナーの任期延長決まる

  12. ドレスデン発 〓 ザクセン州立歌劇場が2020/2021シーズンの公演ラインナップを発表

  13. バイロイト発 〓 バイロイト音楽祭、2028年からの新しい《ニーベルングの指環》の指揮者はパブロ・エラス=カサド

  14. ヴィースバーデン発 〓 ヘッセン州立劇場が2022/2023シーズンの公演ラインナップを発表

  15. モスクワ発 〓 ロシアも連邦機関、博物館、劇場を閉鎖

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。