10月23月日から行われていた第76回「ジュネーブ国際音楽コンクール」のピアノ部門が3日に閉幕、カナダのケビン・チェン(Kevin Chen=17)が優勝した。第2位はロシアのセルゲイ・ベリャフスキー(Sergey Belyavsky=28)、日本の五十嵐薫子(Kaoruko Igarashi=28)とズジエン・ウエイ(韦子健・Zijian Wei=24)の二人が3位に入賞した。
コンクールは1939年の創設。年ごとに開催される部門が違い、今年行われたピアノ部門には182人が参加した。一位なし二位を授与することが多いことでも知られ、ピアノ部門では過去、アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ、ゲオルク・ショルティ、フリードリヒ・グルダ、マルタ・アルゲリッチらが第1位を獲得している。
五十嵐は桐朋学園大学在学中の2015年に第84回「日本音楽コンクール」で3位に入賞。その後、2017年に首席で卒業し、皇居・桃華楽堂での御前演奏会に出演している。また、昨年の第18回「ショパン国際ピアノ・コンクール」でも1次予選に進出していた。4人による最終選考はマルゼナ・ディアクン指揮のスイス・ロマンド管弦楽団と協奏曲を演奏するスタイルで行われ、五十嵐はプロコフィエフのピアノ協奏曲第3番を弾いた。
写真:Concours de Genève
ジュネーブ発 〓 第76回「ジュネーブ国際音楽コンクール」のピアノ部門でカナダのケビン・チェンが優勝、日本の五十嵐薫子が3位に
2022/11/07
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