ロサンゼルス発 〓 2021年の「ゴールデングローブ賞」のノミネート作出揃う

2021/02/05

米国の「ゴールデングローブ賞」のノミネート作が現地時間3日に発表された。コロナ禍による劇場作品の大幅減となったことを受け、各部門でNetflixの「MANK マンク」といった配信系の作品が数多くノミネートされる結果となった。

賞は米国の映画とテレビドラマに与えられるもので、アカデミー賞の前哨戦として注目を集める。今年の式典は2月28日、史上初めて西海岸、東海岸の両方で行われる予定。作曲賞のノミネートは以下の通り。

The Midnight Sky/ミッドナイト・スカイ(Netflix)
 =音楽はアレクサンドル・デスプラ。リリー・ブルックス=ダルトン原作のSF小説『世界の終わりの天文台』の映画化で、ジョージ・クルーニーが製作、監督、主演を務めた。


Tenet/テネット(Warner Bros.)
 =音楽はルドウィグ・ゴランソン。鬼才クリストファー・ノーランが監督、脚本、製作を手掛けたSFアクションサスペンス。


News of the World/この茫漠たる荒野で(Universal Pictures)
 =音楽はジェームズ・ニュートン・ハワード。ポール・グリーングラス監督で、主演はトム・ハンクス。西部を舞台にした退役軍人と少女の友情の物語。


Mank/マンク(Netflix)
 =音楽はトレント・レズナーとアッティカス・ロス。名作『市民ケーン』でアカデミー賞脚本賞を受賞した脚本家ハーマン・J・マンキーウィッツを描く。ゲイリー・オールドマン主演。


Soul/ソウルフル・ワールド(Pixar)
 =トレント・レズナー、アッティカス・ロス、ジョン・バティステが音楽を担当。ディズニー&ピクサーによる長編アニメーション。人間が生まれる前の「ソウル=魂」たちの世界を描く。


写真:Golden Globes


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