オーストリアの若手指揮者パトリック・ハーン(Patrick Hahn)がミュンヘン放送管弦楽団(Münchner Rundfunkorchester)の首席客演指揮者に就任した。10月10日に演奏会形式で上演されるウルマンの室内オペラ《アトランティスの皇帝》を指揮してデビューする。
ミュンヘン放送管弦楽団は、バイエルン放送に所属する2つのオーケストラの1つ。もう1つのバイエルン放送交響楽団に比べると2管編成と小振り。2017年からクロアチアの指揮者イヴァン・レプシッチが首席指揮者を務めている。ハーンとは2019年に初めて共演している。
ハーンはグラーツ生まれの26歳。少年合唱団で活動後、11歳からグラーツ音楽大学でピアノを専攻。指揮についてはクルト・マズア、ベルナルト・ハイティンクのマスタークラスに参加。米国のアスペン音楽祭とタングルウッド音楽祭で研鑽を積んでいる。
若くして各地のオーケストラ、歌劇場に客演を重ねており、2021/2022シーズンからブッパータール市の音楽総監督を務め、ドイツで最も若い音楽総監督として今後の活躍が期待されている。また、2021/22シーズンからはトルコのボルサン・イスタンブール・フィルハーモニー管弦楽団芸術顧問兼首席客演指揮者も兼任している。
写真: Wiener Symphoniker
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ミュンヘン発 〓 パトリック・ハーンがミュンヘン放送管の首席客演指揮者に
2021/09/03
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